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「メッセージングの高速化がシステム全体を変革する」加SolaceのシニアVPとVP

ビッグデータやIoT(Internet of Things:モノのインターネット)など、データ活用への期待が高まる中で、メッセージングミドルウェアの活用場面が増えている。米IBMの「MQ(Message Queue)」や、それをベースにオープン化された「MQTT(MQ Telemetry Transport)」などが代表例だ。このメッセージング処理をハードウェアで実行するのが、加Solace Systemsのアプライアンス製品。金融機関などでの採用が進んでいるという。ハードウェア化の狙いや企業の利用状況などについて、加本社の技術担当バイスプレジデントのSumeet Puri(スミート・ピュリ)氏と、国際セールス担当シニア・バイスプレジデントのTim Wong(ティム・ウォン)氏の2人に聞いた。(聞き手は志度昌宏=IT Leaders編集部)

Solace、オタワで最も急成長を遂げている企業の 1 つにランクイン

Deloitte 社の Tech Fast 50 リストに、カナタに拠点を置くミドルウェア プロバイダーである Solace Systems 社が、トップ 10 のランキングからわずかに外れる 11 位に選ばれました。Solace 社は、過去 5 年間で 1, 512 パーセントの収益成長率を達成しています。

Solace、インターネット データ ストリーミング製品を強化

Solace 社は、Node.js を採用することにより、Web アプリケーションの構築、導入、スケーリングをより容易に安価で行えるようにしました。これは、他の方法では大量に必要とされるコードとデータセンター リソースのごく一部を使用して、情報をイベント駆動で配布できるようにすることで実現しています。

FPGA ベースのミドルウェア: 一斉にメッセージを移動する

Solace 社は、数千さらには数万の受信者にリアルタイム情報を同時に高い信頼性で配布するために設計された、高性能メッセージング アプライアンスを製造しています。これは、新しい言葉で表現するとすれば、(ステロイドを使って) 強化されたミドルウェアと言えます。この 10 年の歴史を持つ技術は、さまざまな業界で急速に定着しつつあります。

メモリ内のデータ グリッド参照によりパフォーマンスのボトルネックに対処する

処理機能に対する需要がますます高まる中で、いわゆるクラウド コンピューティングや、ビッグ データを扱う複雑な計算により多くの関心が集まり、現在では大小さまざまなベンダーがそのような製品を提供しています。「本来、情報には拡散の一途をたどるという性質があることを考えると、高可用性、フォールト トレランス、災害復旧、ビジネス継続性といった領域における要件も十分考慮する必要があります」と、Solace Systems Inc. の CTO である Shawn McAllister 氏はコメントしています。

顧客に効果的なメッセージを伝える

Solace 社は、高性能のメッセージング アプライアンスを提供しています。これは、上位のウェルス マネジメント プラットフォームの多くに関して情報の流れを強化するのに役立つ、世界で最も高速かつコスト効率の良いメッセージング製品です。

Mercuria、Solace の統合メッセージングプラットフォームを選択

「Solace 社の統合メッセージング プラットフォームを採用することで、効果的かつ拡張可能で十分な性能を備えたメッセージング システムを手に入れることができました。これは、幅広いメッセージングの要件を満たす製品であり、私たちが構築中の最先端の価格設定実行技術です」と、Mercuria 社の CTO である Kieron Drake 氏は述べています。

Solace、顧客向けのメッセージング プロジェクトで Lab49 と提携

ハードウェア メッセージング技術のプロバイダーである Solace Systems 社は、テクノロジ デザインおよび戦略コンサルタント会社である Lab49 社が金融サービスの顧客向けに構築した、ローテンシー データを必要とするカスタム トレーディング ソリューションの一部としてメッセージング技術を広めるためのパートナーとなるよう、同社に協力を求めました。

テクノロジ・ゴールドラッシュへの人材流出を食い止める

カナダのオタワに拠点を置くメッセージング技術ベンダーである Solace Systems 社の西海岸の顧客のほとんどは、金融市場以外の産業で活動しています。地元の金融系顧客の業態は、ヘッジファンド、リテール証券会社、およびリテール銀行といった傾向にありますが、Solace 社がローレイテンシーのフロントオフィス向けの要件を満たすための業務から、大手の顧客と同様に、スピード、スループット、おび信頼性に関わる悩みを抱える顧客にメッセージング インフラストラクチャを提供する業務へと拡張するに従って、そのような顧客が同社のビジネスの大部分を占めるようになっています。

Solace、メッセージング アプライアンス キャッシングとハードウェアをアップグレード (会員登録が必要)

カナダのオタワを拠点とするハードウェア メッセージング プロバイダーである Solace Systems 社は、WAN 上のどこからでもデータをローカルにキャッシュできるようカスケード キャッシュを採用する目的でミドルウェア アプライアンスを更新し、スピードとスループットを改善するためにハードウェアをアップグレードしました。同社のマーケティング担当上級副社長である Larry Neumann 氏によると、この更新は、WAN 環境全体でデータを最大の効率で移動させる方法を模索している会社向けに特に最適化されており、異なるマーケットでヘッジをするために複数のマーケット センターで活動している中規模および大規模の金融取引会社にとって最も魅力的な製品とのことです。

統合メッセージング: 外国為替取引プラットフォームを会社の枠を超えて拡張する

技術の進歩がますます猛烈な勢いを見せている現在、FX (外国為替) のシングル ディーラー プラットフォーム (SDP) がイノベーションのハブとして浮上し、ますます多様化するチャネルにわたってデータとトレード実行サービスをフィードしています。「シングル ディーラー プラットフォームは、極めてリッチなユーザー エクスペリエンスを提供するようになりました。外国為替の相場やマーケット ニュースなどの情報を、現在注目している通貨に基づいてプッシュ配信させることができます。トレーダーは、トレーディングのアイディアや噂の交換に SDP チャットルームを使用しています」と、Solace Systems 社の CTO である Shawn McAllister 氏は述べています。

ビッグ データおよびクラウド データセンター分析: Solace Systems

PaaS (Platform as a Service) の分野も活気を帯びてきています。これは、要するに、主要なミドルウェア ソフトウェアをクラウドに標準化しようとする動きです。この分野は、ビッグ データの分野と重なります。ビッグ データは、データセンターに特化した分析ベンダーがビッグ データに合わせて自社製品を再定義する中で注目を集めています。クラウド技術の中核を担う Solace 社も、これらの分野で活動しています。パフォーマンスなどの領域で PaaS のコンポーネントが限界に達した場合、上記の技術が PaaS のコンポーネントとして市販の PaaS バンドルのパーツを置き換えることが予測されます。

Ottawa Business Journal

Solace、天気予報事業を強化

オタワの Solace Systems Inc. は、株式市場の参加者たちにメッセージを配信する事業から、地球を絶えず観測する次世代の人工衛星から見た天気の移り変わりの解析事業に業務を拡大しています。Harris Corp. 社から獲得した NASA の次世代 GOES-R 人工衛星に関する契約などは、Solace 社が公共部門にますます注力し始めていることを表す例の 1 つです。

Solace の新たな一歩

企業ネットワークにおけるデータ フローを高速化するハードウェアのメーカー、Solace Systems 社の創設者兼 CEO でもある Craig Betts 氏は、2001 年にアーリー ステージの投資家である Terence Matthews 氏とともに同社を創設し、一流の幹部を揃えました。Betts 氏はまた、ベンチャー資金調達によって 8, 000 万ドルを超える資金を調達しました。これにより、ある時点で新規株式公開を考えなければならなくなりました。